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測定ガイド
どのQuickJackのモデルを
購入すればよいですか?
どのQuickJackを購入すべきかを知る前に、車両の寸法を正しく把握することが重要です。ポータブルカーリフトは精密な機器ですので、重量やサイズ情報などを「推測」で設置した場合、大きな事故につながる可能性もあります。まずは、お客様の車両情報とホイールベースを測定してください。その情報をもとに、適合したモデルのQuickJackを提供することができます。ここでは、その測定の方法を順を追って説明します。ご自身の車両の情報を正しく把握し、QuickJackのどのモデルがあなたの車にフィットするかを確認してください。
車両重量を確認する
A-車両重量(測定値 A)は、運転席のドアや取扱説明書、
自動車メーカーのWebサイトなどで確認することができます。
タイヤ間の幅を測る
ステップ 1. 測定テープを地面から3インチ/76ミリメートル離して、前後のタイヤ
トレッド間の距離を測定します。
ステップ 2. ステップ1の測定値から2インチ/50ミリメートルを引きます。
結果がタイヤ間の幅 測定値(測定値 B) です。
リフトポイントの幅(最小/最大)
ステップ 1. 車両のジャッキポイントの内側から反対側のジャッキポイントの内側までを測って下さい。
これが最小リフトポイントの幅です。
ステップ 2. 車両のジャッキポイントの外側から反対側のジャッキポイントの外側を測って下さい。
これが最大リフトポイントの幅です。
この2つの測定値が、リフトポイントの幅 最小/最大(測定値 C)となります。
最低地上高を確認する
地面とジャッキポイントとの間の距離を測定します。 これが最低地上高(測定値 D)です。
QuickJack推奨モデル早見表
計測した寸法を以下の表と照らし合わせて推奨のモデルをご確認ください。
推奨モデル | A - 車両重量 | B - タイヤ間の幅 | C - リフトポイントの幅(最小/最大) | D - 最低地上高 |
---|---|---|---|---|
BL-3500SLX | 1,588kg 以下 | 156.0cm 以上 | 68.5 (min) – 128.2cm (max) | 8.9cm 以上 |
BL-5000SLX | 2,268kg 以下 | 177.8cm 以上 | 80.0 (min) – 152.4cm (max) | 8.9cm 以上 |
BL-5000EXT | 3,175kg以下 | 194.3cm 以上 | 95.2 (min) – 167.6cm (max) | 8.9cm 以上 |
BL-7000SLX | 2,268kg 以下 | 177.8cm 以上 | 80.0 (min) – 152.4cm (max) | 10.0cm 以上 |
BL-7000EXT | 3,175kg 以下 | 194.3cm 以上 | 95.2 (min) – 167.6cm (max) | 10.0cm 以上 |
BL-6000XLT | 3,175kg 以下 | 219.7cm 以上 | 120.6 (min) – 193.0cm (max) | 10.0cm 以上 |
5000TL | 2,268kg 以下 | 177.8cm 以上 | 94.0 (min) – 152.4cm (max) | 8.9cm 以上 |
5000TLX | 2,268kg 以下 | 190.5cm 以上 | 109.1 (min) – 167.6cm (max) | 8.9cm 以上 |
7000TL | 3,175kg 以下 | 179.7cm 以上 | 94.0 (min) – 152.4cm (max) | 10.0cm 以上 |
7000TLX | 3,175kg 以下 | 194.8cm 以上 | 109.1 (min) – 167.6cm (max) | 10.0cm 以上 |
6000ELX | 2,722kg 以下 | 219.7cm 以上 | 134.6 (min) – 193.0cm (max) | 10.0cm 以上 |
※横スクロールで表を確認できます。
よくある質問
使用方法について
クイックジャックのフレームの上を乗り上げて走行することはできません。フレームに乗り上げずにクイックジャックをタイヤの間や車の下に潜り込ませて、その上を車を走行することは問題ありません。
クイックジャックのモデルに応じて多少異なりますが約30cmです。車の前後に十分なスペースがあることを確認のうえ昇降作業をしてください。
問題ありません。クイックジャックは作業時の安全性を特に高めてくれます。フレームやポンプの安全性についても、決して過負荷にならないように設計されています。 クイックジャックの安全性や安定性はぜひこちらの動画をご覧ください。
クイックジャックのフローダイバーは2つのフレームが接続されているときのみ動作します。もし、片方のフレームだけの状態で昇降を行おうとした場合、フレームは上昇しません。
一度リフトが上昇し、両方の安全ロックバーにしっかりと固定されれば、クイックジャックは無期限に上昇した状態を維持することができます。
クイックジャックは、5度から50度の温度範囲で安全に使用できます。
クイックジャックの多くはアスファルトで使用されていますが、特にアスファルトに沈んだりという報告はありません。(ただし、アスファルトの硬度と天候の温度が影響は考えられます) クイックジャックの下部フレーム (接地面) の総表面積を合計すると、4つのタイヤの表面積よりも多くなります。車がアスファルトに沈まないのであれば、表面積の大きいクイックジャックが沈むことはありません。
クイックジャックの小型油圧パワーユニットには、統合されたフローディバイダー/コンバイナーバルブが装備されており、作動中に両方のフレームを同期させたままにする作動油を均等に配分することで水平に保たれます。
12V DC(直流)電源ユニットは、より軽量で高速(ローからハイまで18秒)、また外部や車のバッテリーに接続することでどこでも使用することができます。 230V AC(交流)電源ユニットは、若干重く、速度も遅い(ローからハイまで31秒)ですが、音は静かです。
クイックジャックの全モデルにセミオートマチック安全ロックバーを2本装備しています。この安全ロックバーは自動で作動し停止ポイントの高さに達すると自動でバーが降り、油圧をかけずに安全に作業することが可能です。
安全ロックバーは中間地点の高さと最大上昇の高さ、2つの位置で使用できます。
テクニカルサポート
バルブ軸の中のバルブコアがしっかりと固定され、空気が漏れていないことを確認してください。空気漏れは標準的なバルブ工具を使用して確認することができます。バルブコアを締め付けすぎないように注意してください。
車両が乗っていない状態でクイックジャックのフレームを上げないでください。 クイックジャックは、車両の重量を載せた上で使用するように設計されています。 車両の重量なしで持ち上げるとクイックジャックのフレームが上昇状態で動かなくなることがあります。 こちらは、車両の重量で動作するように設計されているためで故障ではありません。 ですが、基本的に車両を載せた状態でのみクイックジャックのフレームを上げるようにしてください。
この問題が起きた場合は以下のように対応することで修正できます。
・持ち上げ装置を使用して、クイックジャックのフレームに重量を載せます。
・クイックジャックのフレームを保持している油圧力を減らします。
※こちらを行う場合は、油圧液の漏れが発生した場合に備えて、布をひくなど床が汚れないように注意してください。
クイックジャックは車両をも持ち上げるために、上昇力を得るためのスペースが少し必要です。クイックジャックが完全に平らな状態から車両を持ち上げることはできません。 重量を減らすか、別の方法でフレームから車両を持ち上げる必要があります。特にタイヤを外した場合などは、フレームと車両のスペースがない場合があるため注意が必要です。
この問題を解決する方法は以下の通りです。 ・フロアジャッキを使用して、車両を10〜15cm程度上げる。 ・クイックジャック以外のリフティング装置を使って車両を少し上げる。
ポンプのプライミングを試してみてください。 ポンプのプライミングとは、システム内に作動油を押し込むことです。 稀に、ポンプが動作に必要になるための十分な量の作動油が足りていない場合があります。 ポンププライミングすると、この問題は解決します。
ポンププライミングするには、 電源ユニットのリリーフバルブを取り外し、雑巾などをキャビティに当てそのままにします。 当てた雑巾に圧力がかかるまで、リモコンの上ボタンを数秒間押します。 その後、リリーフバルブを再装着する。これで、ポンプが正常に作動するのに十分な量の作動油が供給されるはずです。
車両の重量を載せて上昇する際に、クイックジャックフレームが動作不良を起こしたり、不均一に持ち上げられたりした場合は、念のため車両を一度地面に下ろしてから、再度正常に上昇するか試してみてください。クイックジャックの油圧シリンダーはセルフブリーディングになっていますので、ほとんどの場合こちらで解決します。それでもなお、動作不良やリフトが偏った動作をする場合は故障も考えられるため、クイックジャックの使用を中止しテクニカルサポートにご連絡ください
クイックジャックは油圧式ですが、車両の上昇下降を始める際、スムーズに動作リフトを動作させるためエアーコンプレッサーの空気圧がメインフレームに働きかけます。そのため、知らないうちにエアーコンプレッサーの空気がなくなることがあり、定期的に空気の充填が必要になります。 エアシリンダーの空気圧が十分かを確認をして、少ない場合は40~50psiまで充填してください。エアーの充填はエアーコンプレッサーでなくても自転車の空気入れなどでも代用可能です(米国式プラグ必須)
安全ロックを適切かつ安全に解除してもフレームが下がらない場合は、次の点を確認してください。
・エアシリンダーの圧力を確認してください。40~50psiまで膨らませますが、50psiを超えないようにしてください。
・電源ユニットに正しく電気が供給されていることを確認してください。ほとんどの電源ユニットモデルで下を押すと、電源ユニットからカチッという音が聞こえます。
白色リチウムグリースを使用してヒンジポイントに潤滑剤を塗布します。 クイックジャックは、白色リチウムグリース(または同等品)と適切なチップの付いたグリースガン(例えば、Lube-Link™)を使用して潤滑することをお勧めします。 注油箇所は以下の通りです。
油圧系統に圧力がかかっている可能性があります。これを防ぐためにはフレームが地面に着いた後、リモコンのダウンボタンを数秒間押し続け、できるだけ多くの油圧液が液体リザーバーに戻るようにすることで圧力を解消できる場合があります。