コーヒーの世界はとても奥が深いですよね。コーヒーについて調べてみると色々な聞きなれない単語が出てきます。
そんなコーヒーに関する単語をランダムにピックアップして辞典風にまとめてみました。
アインシュペナーは深煎りのコーヒーにほぼ同量のホイップクリームが載っていて、カップではなくグラスに注がれていることが多いです。
いわゆるウィンナーコーヒーです。ザッハトルテ用の生クリームをコーヒーに浮かべたのが始まりとされています。アインシュペナーとは一頭立ての馬車を意味し、かつて馬車の御者が、クリームの膜で冷めにくくなったコーヒーで暖を取るために飲んでいたことから名付けられました。
ちなみに、ウィーンで「ウィンナーコーヒーください」と言っても通じませんのでご注意を!
浅く焙煎した豆で淹れたコーヒー。アメリカでは焙煎の煙によるクレームが多かったため、煙の少ない浅煎りが多く出回ったと言われています。
味わいは、浅煎り豆を使用しているため、苦味よりも酸味が強い味わいとなります。通常のコーヒーをお湯割りにしたものをアメリカンだと思っている方もいるようですが、それは間違いです。
70年代にある落語家が「お湯で薄めればアメリカン」と茶化したことがきっかけで、そのような勘違いが定着したそうです。
ブルボン種とはひとことで言うと、アラビカ種のコーヒーの品種のひとつです。
アラビカ種のコーヒー豆はブルボン種とティピカ種が二大品種と言われており、ブルボン種はティピカ種から突然変異してできた小粒で丸みのあるコーヒー豆です。 基本コーヒーチェリーは赤色をしているのですが、ブルボン種の中には黄色い実をつける品種もあります。
イエローブルボン種はアプリコットを思わせるようなフルーティな甘みと、柔らかな苦味が特徴です。
コーヒーの粉に冷水を一滴ずつ落として抽出する方法。戦前のオランダ領インドネシアでは、苦味やえぐ味の強いロブスタ種のコーヒーが栽培されていたため、水による抽出法が考案されたと言われている。
カフェイン等の刺激成分が少なく飲み口が良いが、深いコクがあり、酸化もしにくいなどの特徴がある。 この方法で抽出されたコーヒーを、水出しコーヒー、ダッチ・コーヒー (Dutch Coffee)と呼びます。
最近ではコールドブリュー(Cold Brew)という呼び名が定着しています。
深煎りで微細に挽いたコーヒー豆を充填したフィルターに、沸騰水を加圧状態で濾すことで抽出されたコーヒー。
「9気圧・90度・30秒」と高音の湯に高圧をかけて短時間で抽出する様子から「エクスプレス(特急)」→「エスプレッソ」と呼ばれ、風味が濃厚です。
普通のコーヒーカップの半分ほどの大きさのカップで提供されるため、デミタスとも呼ばれます(demi は半分、tasse はカップを意味するフランス語)。イタリアやフランスで最もよく飲まれるコーヒーです。イタリアでCaffèといえば基本エスプレッソのことをさします。
コーヒー生産の必要条件は「安定した降雨」「年中18〜23度の気温」「水はけの良い土壌」「標高1000m以上」といった条件なのですが、日本はそのような条件を兼ね備えた土地がないのでこれまでコーヒーの生産はおこなわれてきませんでしたが、2014年11月、沖縄で沖縄産コーヒーを活用した地域活性化事業を行う「沖縄珈琲生産組合」が立上り、コーヒーの生産に向いているようには思えない沖縄でも、スペシャルティコーヒーレベルのものを生産することでこれまでのコーヒー生産に対する常識を変えてやろうとコーヒー栽培に挑戦しているそうです。