コールドブリューコーヒーを作ってみよう
コールドブリューコーヒーって何?
みなさんこんにちは、UNIQHPをご覧いただきありがとうございます。
まだ5月だというのに30度を超える暑い日が出てきましたね、5月ってこんなに暑かったかな?と思う今日この頃です。
暑い日には当然アイスコーヒーが飲みたくなるわけですが、今回はアイスコーヒーとはちょっと違う風味の「コールドブリューコーヒー」の作り方をご説明しようと思います。
その前に、コールドブリューコーヒーとは何か?をご説明します。
最近はカフェのメニューでも頻繁に見かけるようになった「コールドブリューコーヒー」ですが、アイスコーヒーと何が違うのか?良く分からないという方も多いのではないでしょうか?
コールドブリューは、アイスコーヒーと見た目はまったく同じ冷たいコーヒーなんですが、実は作り方が違うのです。
一般的にアイスコーヒーとは、お湯で抽出したコーヒーを氷で急冷して作られたものを指しますが、これに対してコールドブリューコーヒーとは「水出しコーヒー」といわれるもので、「COLD BREW=低温抽出」という名のとおり、
低温の水で時間をかけて抽出されたコーヒーのことを指します。
低温でコーヒーのエキスを抽出するため、抽出には約8〜12時間かかりますが、じっくり時間をかけて抽出するぶん、苦みや渋みのもととなるカフェインやタンニンが溶け出しにくく、
クリアでまろやかなスッキリした味わいになるのが特徴です。そのため、コーヒーの苦味が苦手という方や、カフェインを控えめにしたいという方に人気があります。
水で抽出していますので、熱による酸化がないため時間をおいても味の変化が少なく、マイルドな味わいを長くキープできるのも特徴です。
コールドブリューコーヒーの起源
コーヒーを水で抽出する方法は、オランダの植民地だった頃のインドネシアで生まれたそうです。
インドネシアでは少量の濃いコーヒーにミルクをなみなみと注いで飲むというスタイルが好まれていました、その濃いコーヒーの抽出法として、細かく挽いた粉に水を含ませて一晩放置するという方法が取られていたようです。
何故、お湯ではなく水だったのでしょうか?
それはインドネシアで主に栽培されていたコーヒーの品種が、ロブスタ種であったためだと言われています。
みなさんが普段良く飲まれている「アラビカ種」と呼ばれているコーヒー豆と違い、「ロブスタ種」は病気や虫に強いという利点がある一方、苦味が強く雑味が多いという欠点もあり、この欠点をカバーして
美味しく飲むために考案されたのが水出しコーヒーだったというわけです。
おうちでも簡単!コールドブリューコーヒーの作り方
ではさっそくコールドブリューコーヒーを作ってみましょう。
コールドブリューの淹れ方は、大きく2通りあります。ひとつは、挽き豆を水に入れて数時間後に濾過する方法。もうひとつは、挽き豆に水を一滴ずつ滴下する方法です。
後者の「挽き豆に一滴ずつ滴下する方法」は、専用の機材「コールドブリュワー」が必要となります。そのため、喫茶店などで楽しむ特別なコーヒーというイメージがありますが、最近では家庭用のコールドブリュワーも販売されています。
今回はご家庭でも簡単に試すことができる、前者の「挽き豆を水に入れて数時間後に濾過する方法」でコールドブリューコーヒーを作ってみましょう。
今回用意したものは以下の4点です。
1. 容器(麦茶を作るときに使うような容器で良いです)
2. 完成したコールドブリューコーヒーを保存するための容器
3. 深煎り豆を中挽きにしたコーヒー粉
4. ドリッパーとペーパーフィルター
材料もとても揃えやすいので挑戦しやすいと思います。
では手順を説明します。
1. 深煎りのコーヒー豆を中挽きにします
お好みのコーヒー豆を中挽きにしましょう、味を濃くしたい方は細挽きがオススメですが、今回はマイルドな味わいを目指しますので中挽きにします。オーシャンリッチのミルで豆を挽く時は、目盛り3番で挽いてください。
アイスコーヒーと同様に「深煎り」の豆がオススメです。豆の種類はお好みで構いませんが、シングルオリジン(単一種類の豆)なら、フルーティな味わいが夏に合うグァテマラやブラジル、エチオピアがおすすめです。
2. 容器にコーヒー粉を入れ、水を注ぐ
細挽きにしたコーヒー粉を容器に入れて、水を注ぎます。コーヒー粉と水の割合は、コーヒー粉1に対して水10の割合(コーヒー粉100グラムなら水1リットル)で問題ないと思います。
軽くかき混ぜたら蓋(もしくはラップ)をして冷蔵庫にしまいましょう。
3. 8〜12時間後にペーパーフィルターで濾す
冷蔵庫で8時間〜12時間冷やしたら、ペーパーフィルターで濾して保存用容器に移し変えて完成です。
びっくりするぐらい簡単ですよね、抽出に時間がかかるのが欠点かもしれませんが、夜に作っておけば翌日の朝には美味しいコールドブリューコーヒーが楽しめますので是非挑戦してみてください。
ペーパーフィルターで濾すのが面倒だという方は、不織布などでできたお茶用バッグにコーヒー粉を入れて水に漬け込んでおけば、抽出後にバッグを取り出すだけで済みますのでオススメです。
お茶用バッグはスーパーや100円ショップなどで売っていますのですぐに見つかると思います。
実際にコールドブリューコーヒー作っている様子を動画で撮影しましたので、よろしければこちらもご覧ください。